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いいか新入生、よく聞け。

  • 執筆者の写真: GASS
    GASS
  • 2018年8月5日
  • 読了時間: 8分

更新日:2019年3月12日



いいか新入生の君、よく聞け。

この記事を全部読むのには、10分もかからないだろう。

ここには、4年生の僕が長い時間をかけて実感した、APUの活かし方が書いてある。

この記事がどれだけ君に刺さるかはわからないし、人によっては嫌悪感すら抱く人もいるだろう。

だが僕は、この記事が君のAPUでの生活をいい方向に、劇的に変える力があるとも確信している。

ようやく大学生になった君には、これから4年間という時間が残されている。

君はいまのAPUで一番の成長株だ。

だからこそ、僕の培ってきた全ての経験をこのページに詰めて、君の4年間に全力でコミットさせてほしい。

僕の名前は野口暁貴(ノグチトシキ)、APS4年生。

入学まで海外在住/留学経験もなかった、リアルガチの純ジャパだ。

APUでは入学直後に学生団体”AUA”を仲間と立ち上げ、*SALCのPAも務めた。

キャリアデザインという授業の*TAを2期にわたって務め、高校生に向けた学校説明会にも赴いた。

*APUで日・英・中の言語学習に特化した自主学習スペース。PAと呼ばれる先輩学生と1対1でスピーキング・リスニング・ライティング・リーディングなどのスキル向上のためのアドバイスを受けることができる。

*Teaching Assistant の略で、講義において教授や受講生のサポートをする学生のこと。


*RAのリーダーズを務め、現在は交換留学先のコペンハーゲンからこの記事を書いている。


*Resident Assistantの略で、APハウスという学生寮において寮長のような役割を担う学生のこと。

僕は自分がAPUを全力で活かしてきたと思っている。

そして次のAPUを担う君には、僕を超えていって欲しい。

僕は高校の評定平均が2.3で、英語で赤点を取ったこともある

そんな僕にできたことなら、君にできないはずがない。

以下はこの記事のポイントである。

・APUはヒトが一番のアセット(資産)

・動けないAPU生は沈む

・僕の行動基準

APUはヒトが一番のアセット


数ある大学や進路選択の中から、君はなぜAPUへの進学を選んだんだろう。

他の大学と比べた時、APUは何が特別なんだろう。

君の頭の中にはきっと「国際性」とか「グローバル」だとかっていう文字が浮かんでいるのではないだろうか。

そう、君も僕も、恐らく僕の先輩も、APUの「環境」に惹かれて、

大分県別府市の山の上(僕は東京出身だ)で4年間を過ごすことを決めたわけだ。

でももう一つ掘り下げたい、この「国際的な環境」をつくりだすのはなんだろう。

僕が思うに、それは「国際学生」ではない。

答えは

「学生ひとりひとり」だ。

APUの環境をつくりだすのは、学生の半分を占める「国際学生」ではない。

APUの環境をつくりだすのは、東京から来た中西君や、バンコクから来たオパールさんや、ムンバイから来たラジャット君や、釜山から来たキムさんだ。

世界のいろいろな場所からやってきたひとりひとりが集まって、

このグローバルな環境が成り立っているんだ。

だから国籍関係なく、ヒトとの繋がりの価値の大きさ(大切さ)に気づくことは 、APUの環境を活かすことに繋がる(これを理念として設立された学生団体がAUAだ)。

だから君には、できるだけ多くのAPUの学生と繋がって欲しい。

Facebookを駆使して、たくさんの学生と繋がって、人生について語って、新しい教養を得ながら、常識をボコボコにされてほしい。

そのためには英語力が必要だ。

ここで君は、英語がツールであることに気づく。

だから英語を勉強しよう、少なくとも1年生の1セメ終わるまでに、日常会話くらいはできるようになろう。

「直近の必要性」を感じれば、勉強(別に机に向かえって言っているわけではない)に対する意欲も増すはずだ。

動けないAPU生は沈む


突然だけど、君には夢や目標はあるかい?

「起業したい」「国連で働きたい」「CAになりたい」

なるほど、かっこいい。

夢に満ち溢れ、目標に向かって努力する君を、ご両親はきっと誇りに思うだろう。

でもいま逆に、「ギグッ」ってした君もいると思う。

正直、夢や目標がない、あるいは見つかっていない君も少なからずいるだろう。

そして目標に向かって頑張っているアイツを見て、「自分も目標があったらなぁ」とか「今のままで大丈夫かなぁ」とか思っているかもしれない。

率直に言うと、僕はそういった不安に思っている君の何が悪いのかがわからない。

なぜなら僕自身もそうだったからだ。

キャリア形成には大きく分けてふたつのパターンがある。

ひとつは目標に向けて頑張るタイプ

合理性に富んでいて、見ていてかっこいいと思うタイプの人間だ。

日本では社会的にもこのタイプのほうが(なぜか)評価されるし、このタイプの人間になるべきだというキャリア教育も少なくない。

まぁ確かに効率いいし、目指している目標に向けた効果的な活動ができそうだね。

もうひとつは、今できる最良のこと(だと思うこと)を連続してやっていくタイプ

行き当たりばったりだけど、常に自分の思う一番いい選択をしていくタイプだ。

直感的だし、よく非効率だとも言われるし、たまにミステリアスなこともする。

世間的には(なぜか)中途半端だとか、ネガティブな印象を持たれることもある。

このふたつのパターン、どちらがいい、どちらが悪いと言うのは愚の骨頂だ。

どちらも立派なキャリア形成だし、振り返った時に後悔しないやりかただったならそれでいいと思う。

(また誤解を恐れずに言うならば、最初っから目標に向かってまっすぐ進む人は、目標に固執するあまり、しばしば新しい経験で成長するAPU独自のチャンスを逃しているとすらも思う。もちろん設定する目標にもよるケド)

授業、学生団体、サークル、部活、各種プログラムと、活動の幅と裁量の余地がめちゃめちゃ大きいAPUだからこそ、活動する人としない人の差がみるみる開く。

だから君には、迷ったら(理由づけとか後でもいいから)とりあえず何かやってみてほしい。

僕の行動基準


「迷ったらなんでもいいからとりあえずやってみろ」

響きはいいけど、「そんなこと言われても難しい」と思っている君もいるかもしれない。

だから僕なりの「やること」の探し方と、やろうか迷った時の判断基準を共有したいと思う。

まずは「やること」の探し方について。

やることを探すのは簡単、なのにみんなやらない。

「やること」には、

「自分がはじめたこと」と、「誰か他の人がはじめたこと」の2種類がある。

「自分がはじめたこと」のアイディアを持っている人についてはきっともう何をすべきかわかっているはずだから、これからは主に「誰か他の人がはじめたこと」への参加方法について共有したい。

自分から何かはじめるようなアイディアが無い場合は、そういうのがありそうな場所を見てみたり、人に相談したりすることをおすすめする (そのためにはヒトの繋がりが大切になるのは言うまでもない)。

「やること探し」の代表的な場所は*キャンパスターミナルだ。

*APU生専用の、大学オフィスによって管轄されている掲示板

大学公認の学生団体(RAとかGASSとか)やプロジェクト(GBCCなど)は、キャンパスターミナルにメッセージを載せることができる。

こういった時事情報に敏感になれるかは、行動できる学生になれるか否かの第一歩だ。

一方でAPUの魅力は公認団体だけではない、全くそんなことない。

任意の学生団体/サークル/部活は、よくFacebookやTwitterで情報を発信する。

だから友達から聞いて気になった団体やグループは、しっかりとフォローするように。

SNSは扱いに慣れるまでに時間がかかる、早めに慣れよう。

SNSがたくさんの人に情報を発信する方法なのに対して、

「相談」は、自分にあった情報を自分にあった形で受け取ることができるチャンスだ。

てっとり早く言うと、”センパイに聞け”ってこと。

とっている授業のTAの人や、カフェテリアで暇そうにメシを食っている人、センパイはたくさんいる。

個人的なオススメはFacebookサーフィン、そのうち優秀なセンパイが、Facebookのプロフィールだけで判断できるようになる。

思い切って話しかけてみよう、センパイはきっと君を可愛がってくれる。

やろうか迷った時の判断基準もパパッとシェアしておく。

僕は「時間」と「お金」が十分あってオファーを受けた時は、それに参加しなかったら後悔しないかどうかを考えている。

それでも参加したくないと思うならば所詮その程度の機会だし、参加したいと思うならすればいい。

両立の仕方は後で考えよう。

タイムマネージメントがうまくできるのならすればいいし、できないのなら寝なければ大体なんとかなる(僕はこれに大学2年で気づいた)。

まとめ


「大学は人生の夏休み」という言葉を聞いたことがあるだろうか。

この言葉はよく批判的に使われるけれども、僕は、大学は人生の夏休みでもいいと思っている。

君は自分が小学生だった時に過ごした夏休みを覚えているだろうか。

僕はとても怠惰な小学生だった。

宿題をそっちのけにして、校庭を駆け回ったり、おばあちゃんの家に行ったりしていた。

そう。僕にとって夏休みは、好きなことに全力で取り組む時期だった。

僕の大学生活も、本質的には夏休みと同じだ。

自分のやりたい好きなことに、常に全力で取り組む。

だから「大変」や「忙しい」を、「楽しさ」が超越する。

一方でこの場を借りて、好きなことひとつだけをやりつづける危なさも指摘しておく。

念押しだが、好きなことをやるのは構わない。

ただひとつの”好きなこと”に溺れ、貴重な4年間を過ごすのは、僕の意見ではもったいないと思う。

例えば君が飲み会に参加することが好きだとしよう。

君が「楽しいから」と言って、夏休みに飲み会ばかりしていたらどうなるだろうか。

夏休み後、飲み会の席での振る舞い方は身につくし、お酒への耐性も上がるかもしれない。

でもそれ以外に何か成長したことは?勉強したことは?少ないんじゃないかな。

例えば別府の温泉が好きな君、東京からやってきて、別府の温泉に入る人を増やすためには何をすればいいか考えて、実行してみない?

例えば旅行が好きな君、仲良くなった国際学生と、その国、その街のローカルを体験する旅に出かけてみない?

例えば本を読むのが好きな君、思い切ってその本の著者に会いに行ってみない?

例えば飲み会が好きな君、社会人と飲み会を重ねて、社会について知ってみない?

せっかく別府の山の上に来たんだ、できるだけ色々な活動をやってみよう。

誘われたら入ればいいし、無ければ探したり作ったりすればいい。

違うと思うなら変えようとすればいいし、わからなければ聞けばいい。

行動すれば成長できるけど、チャンスは待ってても来てくれない。

改めて新入生の君、APUにようこそ。

無限大過ぎる君の大学生活は、始まったばかりだ。

さあ、今こそ動き出そう。


✏️:アジア太平洋学部4回生 野口暁貴

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